以前のブログでも取り上げました来年度の新築・リフォーム工事における省エネ関係の補助金制度ですが、
その中の「先進的窓リノベ」の具体的な概要が16日発表されました。
補助金というと始まりと終わりの制限があって、タイミングの問題が課題になったりしますが、今回も対象となる工事期間は「補正予算案閣議決定後」ということで、前倒し的な措置が取られることになります。

実は今年度の「窓リノベ2025」の予算消化は、2025/12/17現在以下の通りで、まだ64%しか消化していません。締め切りは12月31日ですので、ほぼ予算が余ることは確定的です。

従って、おそらく「窓リノベ2026」では、窓の納期的に終盤間に合いそうになかった物件が、2026にシフトすることが予測されますが、リフォーム工事として断熱対応していくという流れの中ではもはやテッパンの補助金になったことと、事実上、通年で利用できるという使い勝手がよい補助金となっています。
そして気になるのが補助額ですが、大きな変化があります。

補助額を「2025」と比較しますと、結構、減額されています。例えば、内窓設置で見ますと、
窓リノベ2025 大 グレードS 65,000円
窓リノベ2025 大 グレードS 53,000円
と結構減額されてます。さらに、窓リノベ2025ではグレードA(窓性能区分Uw1.9以下)も対象でしたが、窓リノベ2026では対象外になっています。なんとなくこう見ますと、2025よりも不利になってると思われるかもですが、実は、実際の運用上はそうでもなかったりします。
これは弊社から提案していることですが、せっかく補助金をいただいて工事ができるのですから、まずグレードAの選択はないということです。提案のスタートはグレードSということにしております。SSの提案をしないわけではありませんが、コストパフォーマンスを考えますと若干落ちるのでは?ということで既存の窓が相当状態が悪くなければ、グレードSでも十分な性能が出てくるというのがこれまでの経験です。
ですが、大きな問題としては、2025までは、サイズ区分が大、中、小の3つしかなかったのと、その面積区分が開口部面積だったことで、大きな窓になればなるほど実は補助率がものすごく悪いということがありました。福井のような田舎の家は、縁側のテラス戸に代表されるような「大きな開口部」が多用されています。もちろん、この大きな開口部が特に冬場の環境を劣悪にしているわけですので、この大きな開口部分の断熱性能を上げることは重要な課題なわけですが、補助割合が悪いことであきらめることもなかったわけではありません。
ところが、2026では面積区分を、特大、大、中、小、と4つにわけることになりました。特大ではサッシ一か所4.0㎡以上ということですので、縁側の2間のランマ付きの窓などは軽くクリアしてしまう大きさです。これにより大開口の断熱性能アップをしっかりと補助金を受けてできるわけですので、田舎の家の場合には、個々の大きさの補助額が減っても結果として2025並みの補助が受けられるのでは?と思います。




